アトピー性皮膚炎の治療|はな皮ふ科クリニック|豊明市沓掛町の皮膚科・美容皮膚科

〒470-1101 愛知県豊明市沓掛町寺池91
(スギ薬局豊明寺池店となり)
駐車場59台あり
前後駅よりバスで5~10分

アトピー性皮膚炎の治療 ATOPI TREATMENT

アトピー性皮膚炎の治療について

アトピー性皮膚炎は
塗り薬でしっかりコントロール

外用療法はアトピー性皮膚炎治療の基本です。皮膚のバリア機能を補強する保湿剤と、炎症・かゆみを抑える抗炎症薬が柱となります。
ステロイド外用薬をはじめ、免疫抑制剤・JAK阻害薬・PDE4阻害薬など、作用機序の異なる塗り薬を、症状や部位に応じて使用します。
重要なのは「必要な量・必要な期間」を適切に使用し、良くなったあとも維持療法や保湿剤の塗布を継続することで、湿疹の再発を防ぐことです。毎日しっかりと“塗る習慣”をつけることが、きれいな肌を目指す第一歩です。

アトピー性皮膚炎の外用治療

外用薬の種類

ステロイド外用薬

ステロイド外用薬は、炎症を抑える作用があるためアトピー性皮膚炎をはじめとした皮膚炎・湿疹などの治療に使われます。
ステロイド外用薬は、5段階の強さに分かれており、皮膚の症状の重症度や部位によって使い分けます。体の部位によってステロイドの吸収率に違いがあり、吸収しやすい顔や陰部は長期間塗り続けると副作用が出やすくなることがあります。そのため、部位によってステロイド外用薬を使い分けることもあります。

ステロイド外用薬を塗る時に、適切な量を塗ることが大切です。
塗る量が足りないと、せっかく毎日塗っていても効果が不十分になってしまいます。塗る量の目安として、1FTU(ワンフィンガーチップユニット)という、軟膏を人差し指の第一関節まで出すと、それが手のひら2枚分の範囲に塗れる量になるというものがあります。または、塗った後に少しペタペタとし、ティッシュがくっつくくらいの量がよいと言われています。

*ステロイド外用薬の副作用
飲み薬のステロイドと違って、塗っている場所に局所的副作用が出る場合があります。副作用としては、長期使用による皮膚萎縮(皮膚が薄く弱くなること)や毛細血管拡張(細い血管が網の目みたいにみえること)、ステロイドざ瘡(ニキビ)などがあります。

プロトピック軟膏 (タクロリムス)

ステロイドとは異なる作用で炎症を抑える薬です。0.03%製剤は2〜15歳に、0.1%製剤は16歳以上に使用できます。プロトピック軟膏には、ステロイド外用薬の長期使用でみられるような皮膚萎縮や毛細血管拡張といった副作用はほとんどありません。
塗る量の目安として、人差し指の第一関節の長さ(1FTU)を手のひら2枚分の範囲に塗ってください。
プロトピックの副作用として、使い始めの頃に皮膚の刺激感(ヒリヒリ、ほてり、かゆみ)がでることがあります。塗り続けると1週間ほどで感じられなくなりますが、刺激感を防ぐ方法として使い始めは狭い範囲にし慣れてきたら徐々に塗る範囲を広げていく、保湿剤を先に塗る、ほてりを感じたら冷やす、などがあります。

コレクチム軟膏 (JAK阻害薬)

2020年1月に新しく承認された、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬という新しい塗り薬です。炎症やかゆみを引き起こす悪循環の一部であるシグナル伝達の「JAK/STAT経路」を遮断することで、かゆみや炎症を抑えます。
塗った時の刺激感は生じにくく、副作用が少ないため、長期使用が可能です。生後6ヶ月の赤ちゃんから使用することができます。

モイゼルト軟膏 (PDE-4阻害薬)

2022年に新しく承認された、ホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害薬という新しい塗り薬です。PDE4を選択的に阻害することで、炎症性サイトカインなどの産生を抑え、抗炎症作用を発揮します。
0.3%製剤は生後3ヶ月〜14歳以下のかたに使用でき、15歳以上は1.0%製剤を使用します。塗った際の刺激感はなく、副作用も少ないため、長期使用が可能です。

プロアクティブ療法

アトピー性皮膚炎では、症状が良くなり皮膚の見た目がきれいな状態になったあとも、潜在的に炎症が残っていることがあります。そのため、見た目がよくなってすぐに薬を塗ることをやめてしまうと、また症状がぶり返してくることがあります。
プロアクティブ療法とは、見た目がきれいな状態になっても、ステロイド外用薬や抗炎症外用薬を定期的に塗る治療方法です。皮膚の状態をみながら、1日2回塗っていたところを、1日1回→1日おき→週に1〜2回、と塗る回数を減らしていきます。そうすることにより、赤みやかゆみなどの症状がぶり返しにくいとされています。
抗炎症剤は塗る回数を減らしても、保湿剤は毎日欠かさずに塗ります。
どのような塗り方がよいかは、症状をみながら相談していきますので、当院へご相談ください。

画像引用:小児アトピー性皮膚炎ハンドブック

豊明市、東郷町、刈谷市で、アトピー性皮膚炎でお悩みのかたは、
ぜひ一度当院へご相談ください。