単純ヘルペスについて

痛くて小さい水ぶくれを繰り返すかたは、
ヘルペスかもしれません
ヘルペスとは、くちびるや顔、おしりなどに痛みを伴う小さな水ぶくれができる、皮膚のウイルス感染症です。
風邪や疲労などで体調が悪い時、日光を浴びた時など、免疫が弱くなっている時にヘルペスが出やすく、多くの方が軽減する身近な病気の一つです。
ヘルペスウイルスは一度感染すると、症状が落ち着いた後も体の中で静かに隠れて潜伏し、体の抵抗力が落ちると潜伏していたウイルスが活動しはじめ、皮膚に水ぶくれを作ります。そのため、何度もヘルペスの症状を繰り返すことがあります。
このようなお悩みのかたは
ご相談ください
- くちびるや顔、おしりなどに 痛みを伴う小さいみずぶくれができる
- 痛くて小さい水ぶくれを繰り返す
- 小さい水ぶくれができる前にチクチクする
- ヘルペスと言われたことがある
単純ヘルペスの症状
はじめに、水ぶくれが現れる1日ほど前から、くちびるやそのまわり、おしりなどの皮膚に、ピリピリ、チクチク、ムズムズするような違和感などの前兆症状が現れることがあります。
その後、赤みや軽い腫れが出てきて、小さな水ぶくれの集まりが出てくるのが特徴です。この水ぶくれにはウイルスが大量に含まれていますので、自分で潰してはいけません。
水ぶくれは数日で破れて、ジュクジュクしますが、その後乾いてきて、かさぶたになります。
単純ヘルペスと帯状疱疹は違うの?
「ヘルペス」と「帯状疱疹」は、どちらもヘルペスウイルスによる皮膚感染症で、水ぶくれや痛みがあるといった症状も似ていますが、原因となるヘルペスウイルスの種類が違います。
くちびるや顔、おしりにできるヘルペスは、「単純ヘルペスウイルス(HSV)」と呼ばれるウイルスです。
一方、帯状疱疹は、「水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)」という水ぼうそうを起こすウイルスが原因となり、体の片側に帯状に水ぶくれができ、強い痛みを伴います。帯状疱疹に関しては、皮膚科ページをご覧ください。
単純ヘルペスの検査

デルマクイックHSV
水ぶくれを少し破り、びらん面を綿棒でこすります。綿棒を試料にいれて、テストカードリッジに垂らします。5〜10分ほど待ち、判定を行います。
テストライン(Tの上)に線が出た場合、陽性です。
帯状疱疹に対する検査は、デルマクイックVZVを用います。
ヘルペスの治療
内服治療

ヘルペスの治療は、飲み薬や塗り薬を用いて治療します。
飲み薬は主に2種類あり、いずれかを内服します。塗り薬よりも効果が早いです。
いずれの飲み薬も5日間しっかりと飲み切りましょう。
再発を繰り返すかたへ「PIT療法」

何度もヘルペスを繰り返してお悩みのかたには、「PIT (Patient Initiatited Therapy)療法」という治療方法があります。
これは、あらかじめ飲み薬を医師から処方してもらい、ピリピリやチクチクするといったヘルペスの初期症状を自覚した時点で、患者さん自身で服用を開始する治療法です。
PIT療法をすることによりウイルスの増殖を抑え込むことができるため、症状が軽く済む効果が期待できます。何度もヘルペスを繰り返すかたは、ご相談ください。