シミに対する外用療法|はな皮ふ科クリニック|豊明市沓掛町の皮膚科・美容皮膚科

〒470-1101 愛知県豊明市沓掛町寺池91
(スギ薬局豊明寺池店となり)
駐車場59台あり
前後駅よりバスで5~10分

シミに対する外用療法 STAIN TREATMENT

シミの外用治療について

シミや肝斑・お肌のくすみに
塗り薬での治療を

シミやくすみ、肝斑に対しては、レーザー治療をしないと薄くならないと思っていらっしゃるかたがいるかと思いますが、塗り薬による治療もあります。
トレチノイン・ハイドロキノン療法と呼ばれる、ご自宅で行ってもらう治療方法になります。
使い方にポイントがありますので、当院では正しい使い方の説明とアフタフォローを行いながら、治療しています。

シミの原因とは

紫外線を浴びると、チロシナーゼという酵素が活発になり、表皮基底層にあるメラノサイトでメラニン色素が作られ、それがケラチノサイトに受け渡され細胞核を守っています。通常はターンオーバーで古い細胞とともにメラニンも排出されます。
しかし、さまざまな原因でメラニン色素が過剰に作られ、ターンオーバーのサイクルが乱れて新陳代謝が滞ると、本来排出されるはずのメラニン色素もそのまま滞ってしまい、シミとなります。
シミができる主な原因は紫外線です。紫外線にあたると上述のようにメラニンが生成されますが、メラニンの生成が多量であると排出することができずにシミになることもあります。また、加齢とともにターンオーバーが低下することやホルモンバランスの変化、肌への摩擦やタバコなども一因とされています。

トレチノイン・ハイドロキノン療法

トレチノインとは

トレチノインは、ビタミンA(レチノール)誘導体で、生理活性はビタミンAの約50〜100倍です。トレチノイン(レチノイン酸)は米国ではしわ、ニキビの治療医薬品として、FDAに認可されています。またこのトレチノインは、誰でも血液中にごく微量に流れているので、抗原抗体反応を起こしたり、アレルギー反応を起こしたりすることはありません。

角質を剥がし、表皮の細胞をどんどん分裂・増殖させ、皮膚のターンオーバーを促す。

トレチノインを外用することで、皮膚のターンオーバーを通常は4週間ほどかかるところを、約2週間に短縮することがあります。それにより、表皮の深いところにあるメラニン色素を外に押し出し、古くなった角質が除去されることで、シミが薄くなり、新しいきれいな肌へと生まれ変わります。

皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える。

ニキビの原因として、過剰な皮脂分泌と角質による毛穴の詰まりが挙げられます。
トレチノインの作用により皮脂の分泌が抑えられ、ターンオーバーが促されて角質が剥がれやすくなることにより、毛穴が詰まりにくくなります。そうすることで、ニキビの改善や予防につながります。

真皮でのコラーゲン、表皮内でのヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚のハリ、小じわの改善。

トレチノインの作用により、真皮にある線維芽細胞が活性化するため、コラーゲンの産生が活性化することにより、皮膚のハリや小じわの改善が期待できます。また、表皮内ではヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。

**使用できないかた**
妊娠中・授乳中のかたは、トレチノインを使用しないでください。 トレチノイン(特に内服薬のイソトレチノイン)には、胎児に深刻な先天異常を引き起こす「催奇形性」という重大なリスクがあることが報告されています。塗り薬は飲み薬に比べて体内への吸収量は少ないものの、そのリスクを完全に否定することはできません。妊娠を計画している段階から使用を中止し、治療期間中は確実な避妊を行う必要があります。

ハイドロキノンとは

ハイドロキノンとは、メラニン合成酵素であるチロシナーゼの阻害することで、シミの原因となるメラニンの生成を抑えます。そのため美白剤として用いられています。
老人性シミの他にも、炎症後色素沈着(ニキビ・ケガ・やけどなどの痕)、肝斑などの治療にも用いられます。
日本では2002年に2%までの配合が厚生労働省により認可されて、市販の化粧品などにも含有されていますが、それ以上の濃度のものは病院での処方が必要となります。当院では3.9%のハイドロキノンを採用しています。

ハイドロキノンの注意点として、かぶれや赤みがあります。塗っているときは、紫外線対策が必要です。

トレチノイン・ハイドロキノン療法
塗り方

① 洗顔料を、よく泡立てて、擦らないように優しく洗います。
② 刺激の少ない化粧水や保湿クリームを塗ります。
③ 綿棒などを使用してごく少量のトレチノインを、シミの部分からはみ出さないように、薄く塗ります。目や口のまわりなど、皮膚の薄い敏感な部分は避けてください。
トレチノインがしっかりとお肌に浸透するまで、数分間待ちます。
④ ハイドロキノンを、トレチノインを塗った範囲よりも少し広めに塗ります。トレチノインを広げないよう、外側から内側に向かって塗るのがポイントです。
⑤ 朝は、日焼け止めクリームもしくはUVカット入りの化粧下地クリームを塗ります。擦らないように、上に重ねておく感じで塗ってください。

**治療期間、休薬期間について**
トレチノインは、長期間使用するとお肌が慣れてしまい、効果が弱まることがあります。
そのため、はじめの1ヶ月半ほどは、トレチノイン・ハイドロキノンを併用し、その後の1ヶ月半ほどはハイドロキノンのみを塗るという、3ヶ月ほどを1クール(治療期間)としています。
その後1ヶ月程度は休薬期間を設けます。
2クール目を行うかは、お肌の状態により相談します。

豊明市、東郷町、刈谷市で、シミ、肝斑、くすみでお悩みのかたは、
ぜひ一度当院へご相談ください。

施術の流れ

1 診察前カウンセリング

まずは患者さんの状態やご希望を把握するため、施術前カウンセリングを受けていただきます。

2 診察

医師の診察を行い、治療の適応となるか判断します。

3 アフターケア

薬の塗り方や注意点などを説明いたします。
治療中は、直射日光を避ける、しっかり保湿するなどケアを意識しましょう。

よくあるご質問

Q

どのようなシミに効果がありますか?

A

老人性色素斑(老人性シミ)、そばかす、肝斑、炎症後色素沈着などが治療対象です。
ほくろや太田母斑などには効果がありません。

Q

どれくらいで効果がでますか?

A

個人差はありますが、一般的なシミであれば、1〜3ヶ月で効果が出ます。肝斑ではより長くなります。

Q

誰でも使えますか?

A

妊娠中のかた、授乳中のかた、妊娠予定のかたには、使用できません。
レチノイド(ビタミンA)内服により催奇形性があるとされるためです。塗り薬も念の為中止とします。

注意点・リスク・副作用

照射後の肌は、日焼け対策を行い、洗顔時はやさしく洗ってください。
妊娠中のかた、授乳中のかた、妊娠予定のかたは使用できません。
治療したい部位にアトピー性皮膚炎やその他の皮膚炎など強い炎症があるかた、ビタミンAクリームなどの成分にアレルギーがあるかたは、ご相談ください。